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いい距離感〜その2

こんにちは。
お正月ののんびりした空気から、少しずつ日常に戻っていく過程の真っ只中にいます。
 
こういう空気の移り変わりって、目には見えないのに感じるので面白いですね。
 
さて、前回「SNSとのいい距離感」を探っていきたい、ということで、
 
その背景について少しこちらでも書きました。
 
ですが実はこの「距離感」というのは三月にリリース予定のアルバム「SHANTI」の作品作りを通してずっと頭の中にあった、
 
「平和」というテーマに通じるキーワードだったということにふと気づきました。
今日はそんな視点から、「いい距離感」について書いてみたいなと思います。
 
今回のアルバム制作では、コーラスワークに特に時間をかけました。
 
コーラスは時に不協和音が思いもよらぬ神秘的な響きを持つこともありますが、
基本的にはメロディに対して平行線を描きながら寄り添い進んでいきます。
 
それがどう「平和」と関係するのか、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
 
よかったら、みなさんの生活に置き換えて想像してみてください。
 
みなさんも生きていたら色んな不協和音と出会われた経験があると思います。
 
どうしてもそりの合わない人や、
一定の距離以上になったら
どうしてもぶつかってしまう人、
 
子どもや夫婦などの身近な関係でも難しいときがあるかもしれませんね。

そんなときの自分なりの「いい距離」を探っていく作業は、
 
コーラスを探る作業と似ています。
 
ただ、一つだけ違うこともあります。
 
それは音にはある程度の「法則」があるけれど、
 
人と人との距離や自分とさまざまなものとの「心地よい距離」には、
「万人に通ずる法則」はない、ということです。
 
これは自分の心に聞いてみなければわかりません。

自分のラインを保ちつつ、相手も尊重できる、「尊重したい」と自然に思える距離。
 
それが私の感じる「心地よい距離感」です。
 
音でも、法則を超えた「心地いい、悪い」というのはあります。
 
私も今回は、その法則を超えたところにある距離感も含めて制作を通して楽しみました。
 
そして音と音の「心地いい距離感」を見つけるときの感覚を自分の実生活に当てはめてみると、
 
人との距離感やSNSとの距離感など、自分にとって心地よく響いていないな、と感じるものがあることに気づきました。
 
心地よく響かないことが「悪い」のではないと思っています。
 
それは自分や相手が変化した証です。
 
今心地よく響く距離を新しく探っていく時期に来たんだよ、というメッセージなのだと思います。
 
そういうメッセージを大切に受け止めていきたいですね。
 
満月や新月などは、そういうことを少し普段の生活を棚卸して見つめてみるいいタイミングになるのではないでしょうか?
 
そして調整が必要に感じたら、その過程をまた楽しんでいきたいです。
 
さて、作品の話に戻りますが、
 
今回はクラウドファンディングのリターン品に曲のコード譜と、
CDの楽曲の楽譜を織り図に起こした限定コースターを用意しました。

コースターは名古屋でご縁を頂いた、染織物作家のhallunさんに制作をお願いしています。
 
何度か楽譜のやり取りをしながら、現在試し織りをしてもらっているところです。

普段私は楽譜を書いたり、楽譜を見たりして演奏する習慣がないのですが、
 
今回こうやっ音を目に見える「楽譜」という形にして、更に織り図という「図面」にしたとき、
 
音楽の数学的な美しさも改めて出会いました。

みなさんも耳で聴き、織物を見て、触れて、コード譜を通して自分でも演奏したり、
歌ったりと、
 
色んな形でそれぞれ作品を楽しんでもらえるといいなと思います。
そして、みなさんの生活での、いろいろな人、ものとの自分なりの「いい距離」を感じてみてくださいね。

そしてその先に「SHANTI」(内なる平和)があることを願っています。

一年前にこのプロジェクトを立ち上げてからも、制作を通して私の軸にしていきたいものがより明確になりました。

当初から多少の変化もありますが、根底では繋がっていると思います。

また準備が整いましたら、またそのこともお伝えしていければと思っています。

今日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 
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クラウドファンディング「PRAYACTION Project」にて制作した、

世界の祈りを集めたアルバム「SHANTI」

2023.3.21 Release

 

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