東京に戻ってきてから、前よりも気軽に富士山を見に行けるようになったため、
あぁ、関東に戻ってきたんだなぁと実感します。
運が良ければ住んでいるところからも見える。
地方暮らしをしてきた中で、登山がものすごく身近なものになりました。
その理由の一つは車での生活になり、途中まで車で行って、そこから頂上を目指すことが
容易になったこと。
あともう一つは、子どもたちが大きくなってきたこと。
多分これが一番大きいですね。
クリスマスプレゼントに、子どもたちはトランシーバーをサンタクロースからもらいました。
これで、少し先を歩いているときなんかは連絡を取り合ったりして、ちょっとした探検気分です。
ちなみに頂上で食べるご飯もお楽しみの一つですね。
寒い時期はチャイを水筒に入れて、頂上でみんなで分けあったり、
この日ばかりはみんなで好きなカップ麺を選んでカバンに入れて、
頂上でお湯を沸かして食べます。
1000メートル越えの山でも、4歳の娘も駄々をこねずに黙々と登れるようになりました。
山にはよく神社がありますが、私にとって山登りは「お参り」のような感じです。
自分の中にあるいろいろなものを、一歩一歩歩みを進めるごとに荷下ろししているような、
そんな気持ちになります。
山を登るというのは、いろんな意味で人生の縮図というか、シンボリックな行為だなと思います。
ケーブルカーなどでひょいと登ることもできますが、やはり、頂上に向かうまでのその「歩み」に
年齢を重ねるほど「意味」を見出せるようになってくるように思います。
そして、雄大な自然は自分のちっぽけさをいい意味で思い出させてくれます。
自分の人生だけど、自分にはコントロールできない部分がある、ということが生きているとありますが、
そのコントロールできない部分への怒りや、もどかしさに対して、
手を合わせること、祈ることで、手放して委ね、
私は自分の傲慢さを手放すことを助けてもらっている気がします。
すると、答えが出ない時、辛い時、望んだ結果が得られない時、
自分の思い通りにならないことに出会うときも、苛立ちではなく、
「ここからどんな展開が待っているんだろう?」と、「わからないこと」を楽しめるようになってきます。
自分の思い通りにいかないことは「悪いこと」ではなくて、
自分の想像を超えたもっといいことへの「始まり」のはず。
2023年も、いろんな山の頂から、いろんな景色を眺め、心身軽に行きたいなと思います!
クラウドファンディング「PRAYACTION Project」にて制作した、
世界の祈りを集めたアルバム「SHANTI」
2023.3.21 Release
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