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チューニング

 

昨日は上弦の月の日。

空を見上げたら綺麗な白い半分の月が夜空を照らしていました。

 

お月様の満ち欠けって意外とスピーディですね。

今年に入ってから月の満ち欠けにあわせてニュースレターをお届けしているのですが、

前のニュースレターを書いてからの一週間は本当にあっという間でした。

 

ご購読している方で、「ちょっと多すぎるな」という方がいたらすみません。

ピンときた時に、読んでもらえたら嬉しいです。

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さて、2023年も始まってもう最初の一ヶ月が終わろうとしていますね。

みなさんにとってこの一ヶ月はどんな一ヶ月でしたか?

 

最近は、「チューニング」というのが一つのキーワードでした。

え?と思うかもしれませんが、少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

 

私は今「ケルティックハープ」という比較的小型のハープを使っています。

小型とはいえ、弦が34本、ギターの6本に比べて何倍もあります。

 

 

 

 

ピアノは自分でチューニングできる楽器ではないので、

弾く前にまずチューニングという「整える作業」があるのは私にとって新鮮でした。

なんとなく一オクターブがきちんと揃っていても、

倍音のチューニングまで揃えるとなると結構時間がかかるんです。

毎日弾いていても部屋の湿度や温度でも音程は変わるので、

少なくとも10分くらいはまず楽器を弾く前に費やさないといけません。

 

ですがチューニングをしてからハープを弾く、というその「ひと手間」が、

今の私の心をすごく静かにしてくれて、

 

自分自身の心をチューニングする時間にもなることに気がつきました。

 

ちょっとした狂いには耳を塞いでただ指の練習をする、というのも

時間がない時はありなのかもしれません。

 

私もチューニングの大切さに気づくまでは、実は結構「ズレてるなぁ」と

思いながらも練習してしまっていた時期もありました。

 

けれど、ある時、じっくりチューニングをしてから弾いた時の

気持ちよさ、自分の心まで整う感覚がものすごく気持ちよくて、

それからというもの、時間のない時でもチューニングだけはしています。

 

そうすると、やっぱり気持ちよくなってしまって練習できるんです(笑)

一音の響きの最後にまでじっくり意識を向ける、

忙しい生活の中ですごく贅沢な時間になっています。

 

みなさんにとっても、それぞれのチューニング方法があるかと思いますが、

パッと思いつくものはあるでしょうか?

 

ジョギングやヨガなど、自分が夢中になれることなら、

それはきっと自分にとってのチューニング方法なんだと思います。

 

ちなみなうちの主人は山登りが大好きで、

仕事で疲れて帰ってきた週末も、

晴れていたら必ずみんなで登山に行きます。

 

登っている時のたわいもない話、頂上から見る景色、

そんなあれこれが、彼にとってのチューニング方法なんだろうなと思いながら、

最近は私も子どもたちもすっかり登山が好きになりました。

 

この週末も行ってきました〜。

 

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身体のチューニング、心のチューニング、どちらも怠るとなんとなく中心がブレてくるし、

ブレすぎてしまうともう、どこに合わせていいかも分からなくなります。

 

でも、ブレること自体は悪いことではないと思います。

私は若い時、ブレることが怖くて固くなってしまい、

とても窮屈な思いをしていた時期がありました。

 

歳を重ねることで学んだことは、

色んな人とふれあい、色んな情報に触れて生きる中で、ブレるのは生きている証拠。

 

真ん中にだけとどまろうとすると、とても窮屈でそれこそ不自然だということ。

 

たとえブレることがあっても、ブレているなと感じるセンサーがあること、

そしてブレても柔軟に心と身体を真ん中に戻す術を持っていれば、

もっと自由に冒険できるし、人生を味わえるのだろうな、と

ようやく思えるようになりました。

 

そしてそれは、心の平和とも大きく繋がっているように思います。

 

最近、何となく20代の頃にしっくりきていたものが最近来なくなってきたり、

人生においても、身体や心も合わせてまた次のステージに移行する分岐点にいることもあって、

色々と考えることも多い今日このごろです。

 

でも、それがまた私にたくさんの世界を見せてくれています。

 

だからこそ、たくさんの価値観に触れながらも、

自分の心が帰る場所に自分で立ち返る自分なりのツールを大切にしたいと思います。

 

さて、活動の方ですが、今週はアルバムのライナーノーツの制作にあたりつつ、

その合間を縫って次の作品作りのことを考えたりもしていました。

 

ライナーノーツのこともまた全体像が見えてきたらご紹介しますね!

来週には少しずつご紹介できると思います。

 

そして「SHANTI」の作品づくりが落ち着いたら、

次は久々に少しまた溜まってきたポップスよりの作品も形にしたいなと思っています。

  

来週はいよいよ節分、そして立春ですね。

みなさんも毎日の中に少しずつ「春」を見つけられますように。

季節の移り変わりとあわせて、私たちの心と体も次の季節に、

次のステージに軽やかに向かって行けますように!

  

山口春奈

 

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クラウドファンディング「PRAYACTION Project」にて制作した、

世界の祈りを集めたアルバム「SHANTI」

2023.3.21 Release

 

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